四月は、私のバースデー
桜の季節に私は生まれました。両親に大切に育てられ、何不自由なく歩んでこれた
私が、いきなり商人と結婚したため、環境の変化についていけなくなり、「もうやめたい」と
連発を繰り返してきたことでしょうか。若いころは、他人のきびしさについていけなくなり、
夫に愚痴をこぼしました。そうすると、返ってきた言葉が「お前だけが苦労しているわけ
じゃない。」と、一言。私を育てた母が、これだけはと言って、優先していることがありました。
「家族だけは仲良くするんやで。」太平洋戦争のさなか、生き残り平和とは何かを子供に
伝えるために、よく働き、私たち子供をまっすぐに育ててくれた父と母でした。
子供を育ててきて、孫に恵まれた今「あばあちゃん、お誕生日おめでとう。」と。
想うに、母が宝物のように大事にしてきた「家族の愛」をわたしが受け継ぎ、家族に支えられ
心の中で、「幸せと感謝」を唱え、子供たちにも、伝えていきたいと想います。