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かな子の部屋

椎葉村観光大使 第二号に任命された
当店店長椎葉かな子が想いを語ります

私は2017年4月に、椎葉村観光大使 第二号の任命を受けました。

日本三大秘境、平家の落人伝説、ひえつき節の里で知られる椎葉村とのご縁が出来たのは、昭和53年椎葉村出身の夫(現椎葉工務店会長)と結婚したことでした。

夫の生家は椎葉ダムの建設中に水害に合ったため裸一貫で上阪し、この枚方の地に22才の時に起業しました。夫はまるで「男はつらいよ」山田洋次原作・監督、もう皆さん多くの方は知らないでしょうね。主人公「フーテンの寅さん」のように、ありのまま生きるのが好きな人で、「地位」「名誉」「お金」、他人からの賞賛は大嫌いな人でした。遠い昔の話になりますが、夫は人を受け入れ人を信じました。都会に住む心無い一部の人から、よく利用されてきました。不思議な事に苦難にあった時もおもしろい事を見つけては、よくゲラゲラ笑う人でした。その為、私はお金で大変苦労し、子供をおんぶして夜遅くまで夫の為にただひたすら働き続けました。

椎葉かな子

椎葉村観光大使

しゃぼん玉

2017年春、椎葉村を舞台にした「しゃぼん玉(乃南アサ直木賞受賞)」(女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた都会の若者が、椎葉村で老人と暮らすことで改心していく話)が映画化され、都会の人間関係で疲れた私たちに、考えさせられるものがありました。若者を更生させる老人は、まるで椎葉で生まれ育った夫と重なり合って見えます。

どんな苦しみの中においても、生きることは喜びに値する。それを教えている椎葉村の無学の老人の哲学は、まさに生き字引です。ほんとうに大切なものとは、目に見えません。耳を澄ましても都会で暮らしている方には椎葉村の良さは聞こえません。椎葉村での暮らしは、多くの日本人の心の奥に眠っているに違いない「愛に満ちた優しさ」を取り戻すことが出来ると信じています。その昔、敵も味方も仲良く暮らした村は、椎葉村以外日本中探しても他には存在しないそうですよ。

あなたにとって本当に大切なものは何ですか?静かに人生を考えてみるにふさわしいところが椎葉村ではないでしょうか・・・

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