売り手と買い手
この間、大阪本町にある船場センターへ行きました。
「静岡のお茶~おいしいよ。さあ、皆さん飲んでいって。」
そこには、行列ができていました。
ただでお茶を飲んで帰る人が、圧倒的です。この会社が
売りたいと思うであろう商品は、人目から隠れていまqす。
そして、「お茶いかがですか?」のPRは、全くありません。
私は、お茶を飲ませてもらった後は、正直「おいしい」とは
思いませんでしたが、「静岡の濃いお茶」を2個いただきました。
そして、いらんおせっかいを焼きました。
「あなたたち、商品を売ってなんばよ。商品は見えるところに
並べ替えてはどうですか?お客さんに、ぜひ、買っていって。
もっと、大きなお声でPRしないと。ただで、お茶飲んで帰っているじゃない」
大阪、いや枚方のおせっかい焼きの「おばさん」ですが、その裏には、
いつも、相手の気持ちを考える癖が身についています。
買い手は、自分が得をすることしか考えないものです。
売り手は、売る前にどれほどの経費がかかっているかということです。
お茶にしても、この人たちの「労務費」がかかっているのです。
痛いほどそのことがわかる私は、商人としての立場で考えてしまいます。
もし、サラリーマンだったら、自分が得をすることばかり考えていただろうか?
自分にも、わからないことだらけですが、せめて「相手の立場になって考える
癖が、年齢とともに身についています。
そこには、「まじめに、一生懸命する人を応援したい」
日本人の気質というか、ただそれだけかもしれません。
うちの、PR少しさせてもらいますと、お家を注文建築で建てる人が増えました。
リホームも、年齢の高い方には大人気、お家を売りたい方、買い取ってほしい方の
来店も増えました。
何より大切なことは、買い手に選んでいただけるように、しかもその関係が
長続きするように、みんなでがんばることだと思います。