二度と会えないかもしれない人へ
今日アンテナショップに、介護サービスの車が止まりました。
シニアの方が、三名車から降りて、椎葉高千穂のポスターを見るなり、
「ウワー椎葉に来たみたい。うちの家が見えるとよ。ここは国見坂じゃ」
ふるさと、椎葉をはなれ、大阪に出てきて、四十年一度も帰ってないといいました。
「まさか、この地で、椎葉があるなんて」
全く通りがかりで、たまたま、椎葉村ののぼりを見てこられたのだそうです。
「まるで、道の駅みたいね。ご縁だから、何か買いましょう」
みなさん、シイタケ、やまめ、たけのこ、さんしょうの佃煮を買って行かれ
最後にこういいました。
「介護になってしもうたから、もう椎葉に帰れんと。椎葉を思い出した。
もう、いつ死んでもいい。よかった。ありがとう。いいもん見せてもらってありがとう」
見ず知らずの方との、出会いでしたが、
高齢になるにつれ、生まれ故郷には、特別な想いが募ることでしょう。
観光大使として、「二度と会えないかも知れない方へ」
今日という日を精一杯生きていたいと思います。